【緋色の研究】
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6/12
そのさいジェゼール弾に肩口をやられて、骨を粉砕されたうえ、鎖骨下動脈も少しかすった。
ワトスンは第二次アフガン戦争で思いっきり肩を負傷しています。これは時をこえたツッコミになるんですが、第二話以降、足の負傷にかわっています。
11/08
「たとえば親しい友達にだって、新発見の植物性アルカロイドをちょいと一服のませてみる、それくらいのことはやりかねない人ですね(略)」
「それも大いにいいじゃないか」
ええんかっ! さすが医者。スタンフォードとワトスンのやりとりなんですが、いくらなんでも毒を盛るようなヤツと同居したくないやろ! 君は林健○か?(ぉぃ)
スタンフォード青年はよほどいろんな事件を目撃したのか、それとも実験台にされたことがあるのか。ワトスンにしつこいくらいに念を押す。「本当に知りませんよ?」「あとで文句言わないでくださいね」と。
14/03
ホームズは新しい玩具をもらった子供のように、手をうって喜んだ。「ど、どんなもんです?」
ワトスンが会いに行った時、ちょうど実験に成功したホームズがハイになっていました。「新発見、シャーロック・ホームズ法!」とか言って盛り上がっちゃって、どうにもとまらない。こういうシーン、好きです。でも、お願い! どもらないでぇぇぇ(滝涙) ウケたけど。
15/02
彼は妖しく双眼をかがやかせ、(略)聴衆の喝采にこたえるかのように、気どってうやうやしく一礼したものである。「まあおめでたいわけです」
上記の続き。暴走中のホームズ、完全に自分の世界に行っちゃってます。直後のセリフで急にスに戻っているあたりがなんとも。
「彼の熱狂ぶりに少なからず驚かされた」(ワトスン談)
私だったら10歩ほど後ずさりして『テムズ河のDance』を舞いつつ逃げます。
16/13
「私は小さなブルドッグの仔を一匹飼っています」
ホント?? 名前は? ワトスンの飼い犬……ぜんぜん出てこないんですけど〜。
18/05
そこは居心地のよい寝室二つと、気持ちよく家具も備えてあり、大きな窓が二つあって、明るく風通しのよい大きな居間一室とからなっていた。
ベーカー街221Bの部屋です。ミングルタイプってやつですね。この部屋はホームズが見つけてきました。
18/12
ホームズは(略)日常はもの静かで、起居とも規則的だった。夜は十時すぎて起きていることはめったにないし、朝はきまって私の起きないさきに食事をすまして出てゆくのであった。
意外! 私、ホームズって宵っ張りだと思って……って規則正しい生活だったのは最初だけでした。ホームズなりに遠慮してたんでしょうか?
19/03
そうしたとき彼の眼の、うっとりと夢みるようなのをみた私は、もしも彼の平素の節制と潔白とを知っているのでなかったら、なにか麻薬の類に惑溺しているのだと信じたかもしれなかった。
この頃はまだ麻薬をやっていなかったのか、それともワトスンが気づいていなかったのか。麻薬はやめて欲しかった。ホント。
20/13
彼は驚くべき物知りであると同時に、一面いちじるしく無知であった。(略)「ふふふ、驚いてら」
文学・歴史・哲学・天文学の知識が皆無だ! とワトスンは驚いています。でもどうも知らないふりをしてるだけのような気がします。あとあとの話になりますが、けっこう色んな小説とか読んでいるらしい記述があるんですよ。もし本当に文学・歴史の知識が無かったら、『パネルクイズ25』ではビリ? いやぁぁぁ、パネルクイズでドンケツのホームズなんて(涙)
「驚いてら」ってなんか、喜んでるように聞こえませんか? これでどうやらワトスンを驚かすのがクセになったんではないかと思うんですが。
21/18
「だって、太陽系の知識くらい……」
「そんなものがなんになるものか!」彼はせきこんで私の言葉をおさえた。
落ち着けよ>ホームズ
24/08
もし最後にこっちの注文で好きな曲をたて続けに奏して、埋めあわせをつけてくれるのでなかったら、私はとっくに抗議をもちだしていたかもしれない。
「あれを弾け」「次はこれ」と言うワトスンと、はいはいと演奏するホームズを想像すると、おもしろいな〜と。
24/14
血色の少し悪い、鼠のような顔をした黒眼のレストレードという男は、
第一印象が悪かったみたいですね。レストレード嫌われてます。
25/02
これらえたいの知れぬ人物がやってくると、ホームズは決まって居間を専用させてくれというので、私はいつも寝室へ退却することにしていた。
まだワトスンを信頼しきっていなかったんでしょうか? それとも迷惑かけちゃ悪いと思っていたんでしょうか?
ワトスンの人物描写はけっこうきついです。好き嫌いがかなり激しくて、美女はとことん誉めますが、あとは……。
25/13
で私は人間通有の不合理な癇癪をおこしてベルを鳴らし、支度してくれるようにとぶっきらぼうに頼んだ。
急に早起きしたせいで、ワトスンの分の朝御飯がありませんでした。で不機嫌になっちゃったワトスンです。店子として迷惑なタイプはホームズよりもワトスンのほうかも?
30/17
好きな人物をふたりまで、こう無遠慮にやられたので、いささか憤慨した私は、ぷいと立って窓のところへ行き、にぎやかな往来を見おろした。
ワトスンが君はまるで『○○』のようだねと、ホームズを自分の好きな探偵になぞらえて誉めるんですが、ホームズが『あんなのは探偵じゃないね!』とけなします。でも、みょうに内容に詳しい……ということは読んでるやん!>ホームズ
34/04
私が心から驚嘆しているのを見て、悪い気持ちでないらしいのは見えていた。(略)「そいつを一度読み上げてみてくれないか?」
私は彼のためつぎのようにそれを音読してやったのである。
完全に読まれているホームズ。はやくもワトスンの『わぁ、驚いた』が快感のようです。
しかし、ワトスンのほうもすんなり助手めいたことをやりはじめています。
35/10
「グレグスンは警視庁でもちゃきちゃきの腕ききのひとりなんだ」
ちゃきちゃき!? 誉めるのかな? と思いきや、このあとメチャクチャ言ってます。
36/12
「君も帽子をかぶりたまえ」
「僕にもいっしょに行けっていうのかい?」
「ほかに用事がないのなら来るさ」
これ以来、依頼人が来ても居間から追い出されることは無くなりました。よっぽど『わぁ、驚いた』が嬉しかったんでしょうね……って違う?
上機嫌のホームズにくらべ、初めて殺人現場につれて行かれたワトスンはしばらく気分が悪そうでした。戦場と殺人現場は違うのね。
現場の描写を読んで『わぁ、火サス』と思った私はシャーロキアンに怒られるかもしれない。
ちなみに、突然ワトスンをつれて行ったのに、刑事二人は平然としてました。以前にも助手らしき人物を同行したことがあったのか、それともホームズのやることには文句を言わないことに決めているのか、どっちでしょう?
38/08
その一度などにっこりして、うれしそうな声をもらしたのを私は見た。
市原・ワトスン・悦子(ぉぃ) ホームズのやることなすこと不思議でたまらないワトスン。思わず視線釘付け。
このあと、いろんな場面でホームズの表情を中継してくれるワトスンですが、とにかく細かい! 話の途中であくびをしたことまでばらしちゃってます。
41/04
あいかわらず痩せてイタチのようにちょこちょこしているレストレードが、
ワトスンはとにかくレストレードが嫌いみたいですね。
46/13
見ていて私は、よく訓練された純血のフォックスハウンドが、(略)思い出さないではいられなかった。
この直前にあちこち調べ回っているホームズの描写があるんですが、ワトスンの『純血のフォックスハウンド云々』っていうフォロー?がなければかなり変。この例えはすごく格好良いですよね。アニメのホームズのモデルもハウンド犬でした。
48/01
「ワトスン君きたまえ。訪ねていってみよう」
これから聞き込みに行くんですが、もういっしょに行くのが当然のよう。
52/10
彼の探偵術におけるや、婦女子の美しさにおけると同じで、非常に煽てのきくのは、すでに私の気づいていたところである。
「僕はもうこれ以上種明かしはしない」と言っていたホームズですが、ワトスンに「すごいねぇ!」と言われて結局全部しゃべってしまいました。照れて顔を赤くするホームズがおちゃめさん。
はっきり覚えていませんが、「ホームズは美しさをほめられた乙女のように顔を赤らめた」という感じに訳されている本もありました。
59/12
「ツラララ、リラリラレー」
馬車のなかにぐっと反りかえってこの素人探偵は、ひばりのようにさえずり続けていたが、
もう最高潮! 誰もホームズをとめられない。ワトスン、かなり引いてます。
この時、ホームズが「昼御飯食べて、コンサートに行こう」と言ったのですが、ワトスンはつきあってくれませんでした。
60/05
こんな顔をこの世から葬りさってくれた男にたいして、感謝の念しかおこらなかったほど、それほど凶悪な相をそなえた顔だった。
そこまで言わなくても(涙)>ワトスン
61/07
「君は音楽についてダーウィンがなんといったか覚えているかい?(略)自然を解しようというには、自然そのものくらい大ざっぱな頭でなければだめだよ」
おぉ! ホームズは進化論を知っているのか? コンサート帰りで上機嫌なホームズ。ホームズは大ざっぱな頭の持ち主なのか?
まだ殺人事件のショックから立ち直っていないワトスンに「顔色が悪いね」なんて言ってます。「あんたのせいやがな」とはワトスンは言わない。
66/01
ひどく年とった皺くちゃ婆がよちよちとはいってきた。
しわくちゃ婆……しわくちゃ婆……しわくちゃ婆……ムゴい。
このあと、まんまとだまされたホームズは「よぼよぼ婆よ地獄へ行けだ。(略)僕らこそよぼよぼ爺さ」と悔しがっています。なんだかなぁ(笑)
67/28
「起きてまっていたまえ」(略)「さあ、じゃもう寝たまえ」
「起きていろ」と言い残して出かけて、戻って来てから話すだけ話して「もう寝たまえ」って言ってます。ただただ聞いて欲しかっただけなんですね。
ワトスンは「なんでやねん」とは言わない。ワトスンが寝室に入った後、ホームズの『悲しげに咽ぶような』バイオリンの音がきこえてきたそうな。
73/11
「『ばか者に感心する大ばか者は絶ゆることなし』だね」
レストレードやグレグスンを褒めそやす世間の人に向けての皮肉。日頃からかなりおもしろくなかったのでしょうね。
85/05
今日のレストレードはいつもと違って、服装や態度に、人を見くだしたところも気どったところも見えなかった。
やっぱりレストレードが嫌いなワトスン。態度はともかく、人を見くだしたような服装ってどんなんだ?
91/10
「ちょっと君、すまないけれど下へ行って、テリヤをつれてきてくれないか」
ホームズがワトスンに病気らしい犬をつれてこさせて、実験のために毒物を飲ませます。これってまさか、ワトスンが飼っていたブルドッグ??? だって、後にも先にもブルドッグが出てこないんですよ〜(滝涙) ワトスンが飼っていたのがブルテリアだったとして……考えすぎ? ワトスンがホームズと行動をともにするようになって、世話をできなく(しなく?)なって、かわりにハドスンさんが世話してたのではないかと思ったのですが。
93/07
「おれの推理が全然あやまっていたというのか?」
ホームズの一人称が「おれ」っていうのが新鮮だなぁと。訳す人によって違うだろうとわかっています! わかっていますが……ちょっとウットリ?(ぉぃ)
94/03
私は頭のなかの霧がしだいに晴れてくるような気がした。
ほんとに気がしただけでした。結局ホームズになにもかも説明してもらいました。
98/16
グレグスンとレストレードとホームズとが、まるで三頭の猟犬のようにいっせいに跳りかかって(略)四人がかりのこっちが、何度となくふりはなされたほどである。
ワトスン、出遅れちゃったんですね。慌てて参戦したようです。
162/13
その告白は、すでにわれわれの負うところの多いワトスン博士の日記にもとづいて、以下順次展開されるであろう。
ふむふむ……って、あれ? 『われわれ』っていったい誰?
163/16
「私が馭者をやりましょう」レストレードがいった。
レストレードもけっこういい人? ワトスン、あまり嫌わないであげてね〜。
163/17
グレグスン君は私といっしょになかへ乗ってください。それにワトスン君もね。
これから犯人の自供を聞くために移動する場面です。「君もついてきたいだろう?」って言う感じでワトスンを連れて行きます。でも、ホームズはきっと、横で「さすがだねぇ」「すごいねぇ」と合いの手を入れて欲しかったんではないでしょうか。
166/03
以下は※※の言葉をそのまま筆記したレストレードの手記によったものだから、その十分正確なことは保証できる。
レストレードが調書を見せてくれたんでしょうか。なんか、ワトスンのレストレードにたいする描写が柔らかくなったような感じです。
※※は犯人の名前です。ここはネタバレ室ですが、念のため伏せました。
181/01
「世の中というものは、何を為すかの問題じゃない」(略)「なにかを為したと信じさせることだけだ」
手柄は結局、レストレードとグレグスンのものになるんだというホームズの言葉です。手柄の横取りっていうのは、こういう事なんですよね、結局。でも、やっぱり「何を為したか」が重要であると信じて頑張りたいですよね。
183/07
もうひとりは、花車きゃしゃな靴の跡からみて、立派な服装の男だということがわかった。
華奢でなく花車ってところが、優雅な感じがして良いなぁと。延原謙氏の訳のこういうところが好きです。しかし、立派な服装の紳士が花車な足跡を残すとは……メルヒェン。
188/02
僕は事実をみんな日記につけているから、世間の人に発表してやるよ。
【日記】死後、発表されることを予期して、私憤を書きつらねること。(筒井康隆著『乱調文学大辞典』より)
数々の事件簿はワトスンの日記をもとに執筆されているようですが、日記そのものにはどんなことが書いてあったのでしょうか? ドイル氏にはもう一冊『ワトスンの日記』を執筆して欲しかった。

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